地球カタログブログ

思い浮かんだことを適当に、ひっそり書く箱庭的なブログ。

なまたまごと庭の草

生卵に、しょうゆ大さじ3杯。
冷蔵庫で半日つけて、黄身をスプーンでひっくり返す。
そして、半日。
あら、2ランクは上の卵掛けご飯の出現です!


黄身の色が変わって、実験みたいで面白い。
同じレシピは飽きるけど、新しいレシピ、思いついたレシピを作るのはモゲラ!


あ、モゲラは火星語で、好きの意味です。
台所は、実験室となり、私は博士となり、正しい方程式を探しながら、失敗を繰り返す。
2003年のカレー生産実験では、チョコレート、コーヒーの分量を間違え、弟の、いや、部下の悶絶した顔も懐かしい思い出だ。


だが、最近は実験をしてない。
そして、木星人が大好物である庭の草を抜いている。
後で木星まで郵送する手はずだ。
毎日、毎日、毎日、一時間、少しずつ。少しずつ。
荒れ野原であり、また虫たちのニューヨークであり、東京である庭は一変した。


目に見える進歩だ。
料理も、実験も、最初は皆、初心者だ。
プロも、ある一定の水準まで行くと、そこに留まってしまう。
追いつくのは本当は、難しいことじゃなくて、もっと単純な事なのかもしれない。


虫たちに急な引っ越しをさせるのは申し訳なかったけれど、私は、せっかちな木星人の催促の電話を聞きながら、逃げていた、やりたい事について熟考する事が出来た。