地球カタログブログ

思い浮かんだことを適当に、ひっそり書く箱庭的なブログ。

魔方陣を描くスプーン

リーンリンリーリーンリンリー

鈴虫の音色は秋の音色。


宇宙の彼方から贈り物、今日も、ひっそり、お届けします。


とある宇宙の果ての香川県星で、うどん屋を営む、お婆さんは、うどんという白い謎の食べ物を湯がく。

なんでも大鍋で湯がくのに、混ぜる棒を裏の山から拾ってくるんですって!


きっと地球にはない、魔方陣も描けるような魔法の棒なのでしょう。


でも!私も最近、しゃもじに、おたまに、木で出来たものを集めてるんです。


そして、なんと一本のスプーンは、魔法が使えるのです。

そのスプーンで、コーヒーを混ぜると、いつもより、ずっとずっと幸せな気持ちになるのです。


そして今日、200円で、沢山の魔法スプーンをフワリとゲット。


ほんと、お宝発見です!


来週は、とびきりのスプーンでコーヒーを、かき混ぜ魔方陣を描こうデーです。


暖かい毛布にくるまって、どんなスプーンで混ぜたいか考えるのも幸せですね!


リーンリンリーリーンリンリー

おや、鈴虫は、もう、お気に入りのスプーンを見つけたようです。

秘密の引き戸

真夜中が好き。

誰もが寝静まって、まるで世界は私だけ。


ひんやりとしたアスファルトの上を、裸足で歩く。なんて想像をする。


孤独は人を強くするか?弱くするか?


きっと孤独な時点で私は強いのだろう。


足るを知らない水星人の彼女は、昼間に私の足を引っ張る事に夢中で、もがく。

美しく白い、たてがみを振り乱して。


私には、何もない。

されど、私には私がある。


人は何故、生きる?

それは自分の使命と、この世の真理を知る為に。


私たちは探求者。

苦しかった時、悲しかった時、夢を探す時、耳を澄まして。あらゆる事に。

虫の声、人の言の葉、あるいは静寂の中に。


全てを失った時、それでも私には私が残る。


そして、目に見えない数式がヒントを発信し続けてくれている。


私は、その秘密の引き戸を信じる。

そして、私は私を信じる。


この窮地から生まれでたワクワクを心から楽しもう。


秘密の引き戸の謎の彼は、アンパンマンの小豆は、丹波産だと教えてくれた。

どれだけの痛みでも笑って、自分を分け与える丹波産アンパンマン。


私の地球カタログに、新たな知識を青いペンで書き込んだ。

なまたまごと庭の草

生卵に、しょうゆ大さじ3杯。
冷蔵庫で半日つけて、黄身をスプーンでひっくり返す。
そして、半日。
あら、2ランクは上の卵掛けご飯の出現です!


黄身の色が変わって、実験みたいで面白い。
同じレシピは飽きるけど、新しいレシピ、思いついたレシピを作るのはモゲラ!


あ、モゲラは火星語で、好きの意味です。
台所は、実験室となり、私は博士となり、正しい方程式を探しながら、失敗を繰り返す。
2003年のカレー生産実験では、チョコレート、コーヒーの分量を間違え、弟の、いや、部下の悶絶した顔も懐かしい思い出だ。


だが、最近は実験をしてない。
そして、木星人が大好物である庭の草を抜いている。
後で木星まで郵送する手はずだ。
毎日、毎日、毎日、一時間、少しずつ。少しずつ。
荒れ野原であり、また虫たちのニューヨークであり、東京である庭は一変した。


目に見える進歩だ。
料理も、実験も、最初は皆、初心者だ。
プロも、ある一定の水準まで行くと、そこに留まってしまう。
追いつくのは本当は、難しいことじゃなくて、もっと単純な事なのかもしれない。


虫たちに急な引っ越しをさせるのは申し訳なかったけれど、私は、せっかちな木星人の催促の電話を聞きながら、逃げていた、やりたい事について熟考する事が出来た。